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music_6

「納得のいく作品が創れない」
数カ月ぶりに友人と飲み、私がずっと頭を抱えてきた問題を彼に相談してみました。

先日、高校時代の友人と飲みにいってきました。
会うのは数カ月ぶりですが、地元に帰ってくる度に私が誘い出しております。

私の交友関係が狭すぎて、お友達がいないという悲しい理由もあるのですが、
話が合うことと、音楽の話ができる貴重な友人だからです。
よく仕事の悩みとかも聞いてもらっています。感謝感謝。

さてさて。
私が音楽の世界に引き込まれたきっかけは、彼の作った音楽でした。

高校時代、彼が音楽を作っていることを知り、聴かせて貰いました。
「同じ高校生なのに、曲を作れるなんてすげー!!!」と感動したのを覚えています。
その後、私は彼の家に入り浸り(迷惑)、そこで初めて、シーケンサーというソフトを使って音楽を作っていることを教えてもらいました。

それ以来、ミックスの苦労だったり、作品にかける思いだったりを集まってはお喋りしています。
今回の飲み会では、私がずっと頭を抱えてきた問題を彼に相談してみました。

納得のいく作品がつくれない

私は1度ミックスのご依頼を受けたら、その作品が終わるまで次の依頼は受けません。
というのも、その作品のみに集中したいためです。
お金を戴くからにはいい加減なことはしたくありません。

相手の期待に応えられるよう、私もいま持ちうる限りの力は全て発揮してきたつもりです。
もちろん上手くいかないときもありましたが……

ご依頼者様にお渡しする際は、完成から1日おいて聞き直してからにしています。
作り終えたばかりの耳は疲れていますし、なにより「これは間違いなくいい感じに出来た!」という気持ちを
一度リセットした耳でもう1度聞いておきたいからです。

ご依頼者様のOKがでると、いざ皆さんの目に見える形でアップされます。
すると突然、いままで聴いていた音と違って聞こえ、なんだか恥ずかしくなるのです。

「もっとこうしたら良かった」
「どうしてこの作品を渡してしまったんだろう」

と、自分の作ったものが急に悪く聴こえてきて後悔し始めます。

幸いなことに、担当させて頂いた方々は皆丁寧で、物腰の柔らかい方たちばかりでした。
そんな良い人達だからこそ余計に、この作品で本当に良かったんだろうか、と考えてしまうのです。

最近、耐えられなくなって依頼者さんに思ったままを伝えました。
そうしたら「私が気に入っているから良いんです!もっと自信持って下さい」と逆に慰められてしまいました。

1ヶ月後、1年後に聞いても納得のいく作品をつくりたいと彼に話すと、彼はこう答えました。

それは当たり前のこと

彼は、
「俺もそうだけど、なんだこれ!しょぼすぎる!!!ってゴミ箱に捨てたくなることはやっぱりある。
そうやって自分が作ったものにダメ出ししたくなるのは普通のことだと思うよ」
と前置きした上で、

「自分が作ったものを相手は気に入ってくれていて、その悩みを話した上で自信持ってって言ってもらってるんだから
その気持ちに報いるために、次の作品はより良い物をつくるしかないよね。」

「それにいまミックスを投げ出したら、いままで依頼してくれた人の期待を裏切ることになるから、
そっちの方が失礼なことなんじゃない?」

そう言われてみれば、その通りな気がします。
物をつくることは楽しいけど、常に自分との戦いみたいなところがあるので、
その苦しみから逃げたかっただけなのかなあ…なんて考えたり。

はじめて5年で、悩んでほしくない!

「5年ミックスしてるっていうけど、俺は20年間やっててやっと少しずつ納得のいくものが作れたんだ。
そんな5年ぽっちで簡単に出来てほしくない!」

と叱られてしまいました。

そう考えるとものすごく納得出来たというか、悩んでいることが不思議と馬鹿馬鹿しく感じました。
5年間同じ趣味を続けるということは、客観的に見てもそこそこ長いとは思いますが、人間に置き換えるとまだ子ども。
悩むよりもまず、興味の向くまま挑戦をして、そこから成功体験や失敗体験を積み重ねていけばいい時期なのかな…

自然と気持ちを切り替えることが出来ました。

次は10年目で悩もう

このまま活動を続けていけば、自分なりの答えもまとまるはずです。
いま見えていないものも、見えてくると思いますし、新しい悩みや目標も生まれてくると思います。
私は精神的に結構弱いので、また落ち込んで何もやりたくなくなる時期もあるとは思いますが、
そのときはまた友人を呼んで、相談させて頂こうと思います。

その頃には、話を聞いてもらうばかりではなく、何かしらの形で力になりたいな…なんて。


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